あたしが頷くと祥介さんは話し始めてくれた。






「俺が嘘ついたのって…お前が休みの時だよな?家にいるって言ってたの…」


「うん、あの時本当は家に行ったの。でも留守だから電話したのに…」


「病院にいた。サヤカに泊まってくれって頼まれていたけど、何もやましい事はねぇよ。ただ、お前が心配すると思って嘘ついた。悪かったな」





それは何となくそうだろうなって思ってたの。


その後、祥介さんの家であった時も愛されてるって感じたし。


キスさえ見なかったら、あたしは大丈夫だったの。全然耐えられたの。