別れ話をされるだろうなと思いながら、部屋に入ると祥介さんはベッドに座ってた。


あたしは少し距離をおいてベッドに腰をおろした。





「今朝のどういう事だ?」


「……ごめんなさい」


「分かるように説明しろ」






祥介さんは確実に怒ってる。

当たり前だけど…。

声が怖すぎる。






「……お酒飲んでて、酔っ払ったあたしがトキオに一緒に寝ようって誘ったの」


「……お前」


「ごめんなさい」


「………抱かれたのか?」