「お前が酔っ払って一緒に寝てくれって言っただけだ。なんもねぇよ」


「そっか」


「追いかけねぇのか?」


「うん、レンたち起こさなきゃならないし」






あたしは痛む頭を抱えながらレンたちを起こして朝食を作ってた。


トキオも気にかけてくれてるのか起きてきてずっとあたしを見てる。



自分でも不思議なくらい大丈夫だった。


最低だって言われたのに……。




もうあたしたちは駄目かもしれない。


頑張ったところで、あたしは最低だしね。