俺はその嫉妬心を抑えられなくて、仕事帰りのアザミを家に連れ込んで抱いた。



なんか、今までと違って虚しいだけだった。



俺、桜が好きだったんじゃねぇか。



ここ数年、愛はなくとも俺だけに抱かれてた桜。


それなのに客に抱かれた。


お前にしたら俺も客も同じなのかもしれねぇが、俺はどうしたらいいんだ？



今さら好きだなんて言えねぇし…もう抱かないなんて言うのも嫌だ。


だから、このままの関係を続けていくしかねぇんだ。



俺もお前も汚い人間なんだから……。




このまま落ちるとこまで落ちればいい…。