ふたりで過ごせるなんて次はいつになるか分かんないし、今日だけレンに甘えよう。


遠くに行かずに何かあったらすぐに帰れるところにいればいいし。


遅いクリスマスだとでも思おう。






「レンか?」


「はい」


「やってしまったな。早く帰らねぇと」





あたしは携帯を机の上に置いて、ベッドに寝ころんでいる先生に抱きついた。


あたしから抱きつくなんて初めてで先生はちょっとびっくりしてる。






「おい!どうした?」


「ふふっ。レンが夕方までケイくんをみててくれるって!」


「ほんとか?」


「はい」