病院でも寝てたはずなのに、気持ちよさそうに眠っていた。


あたしが目覚めてもまだ眠っていて、起こさないように部屋を出て食事の支度を始めた。


祥介さんは起きたらハンバーグを食べるって言ってたし、レンとケイくんだからオムライスでいいかな?


あたしはオムライスを作り、ハンバーグを温めなおすと、祥介さんを起こすために自分の部屋へいった。


ドアをあけると、すでに祥介さんは起きていて電話をしていた。






「すみません…俺は力になれないです…はい…」




年上の人とでも話しているのか敬語の祥介さん。


すぐに電話を切って、大きなため息をついた。






「大丈夫ですか?」


「ああ」


「ご飯の支度できたけど…食べますか?」


「食う」





あたしたちは一緒に部屋を出て、リビングでご飯を食べた。