翌朝、今日は土曜日でレンやケイくんを起こさなくていいからいつもよりゆっくり寝ていた。



あたしは誰かに髪を撫でられる感触で目を覚ました。





「ん?」


「悪い。起こしちまったか?」


「祥介さん?」





帰ってきてくれたんだ。


連絡がないから、ちょっと気になってたんだよね。






「休みなんだからゆっくり寝てろ。俺もシャワー浴びたら寝にくるから」


「うん。早くきてね?」


「ああ」






祥介さんは着替えを持って部屋を出ていった。