「サヤカさんの事、辛いかと思って…」


「フッ…そんな心配までしてくれんのかよ」


「えっ?おかしいですか?」


「いや…嬉しかった」





祥介さんはあたしの唇にチュッと音をたてるようなキスをした。


その後の祥介さんの笑顔が可愛くて、胸がキュンとしてしまった。





「今日も病院に寄ってから帰るつもりだったが、真っ直ぐ帰ってくるか…」


「いいんですか?」


「ちょっとでも会いてぇってガキだな…俺も」





あたしは自分から祥介さんに抱きついた。


今夜のメニューは祥介さんの好きなハンバーグにしよう。


そんな事を考えてた。