唇を離すと、服の中に手を忍ばせてあたしの体に触れてくる。





「…………祥介さん?」


「ん?」


「やっぱり駄目だよ」


「うるせぇ。どんなけ我慢してると思ってんだ?声だすなよ」





あたしは自分の手を口に当てて声を出さないように必死に耐えた。


隣の部屋にはケイくんが寝てる。


家にはトキオやレンだっているのに。




あたしたちは我慢できずに抱き合ってしまった。