祥介さんのためだけど…自分のためでもあるし。




「違うことないです」


「フッ…生活費は俺も協力すっから。お前らを飢え死にはさせねぇよ」


「うん、ありがとう」






祥介さんはすごく喜んでくれて、これでよかったんだと確信がもてた。





「辞めたら一緒に住むか?」


「えっ?」


「ケイたちがいるからお前の家でになるが」


「でも…」


「嫌なのかよ?」





あたしは首を左右にふった。