「冬耶?」

さっきまで制止していたはずの冬耶の言葉に、仁史は耳を疑った。

「俺はお前をこの3年間近くで見てきたよ。俺は何があっても、最終的には

お前を信用する」


『では、外します』

すぐさまカチャリという音がして、仁史の左足を固定していた手錠が緩んだ。