ふと窓の外を見ると 太陽が昇り始めていた。 「もう朝だな。 親の人、心配してないか?」 「たぶんしてると思う。 うちの親、心配性だから。 こんな時間までごめんね。」 「あぁ。 家まで送るわ。」 「いいよ! もう大丈夫だから。 本当にありがとうね。」 私が微笑むと 翔くんも微笑み返した。 「そっか。 気をつけて帰れよ。」 そして私は 翔くんの家を後にした。 * * * * * * * * * * * * * * *