「泣いてんじゃん。」 振り返ると、 息を切らした翔くんが 私の頭に手を置いていた。 「翔くんっ……私……。」 また涙が溢れた。 すると翔くんは そっと抱きしめてくれた。 「胸かしてやるから泣けよ。」 そして私は 翔くんの胸で涙を流した。 * * * * * * * * * * * * * * *