「じゃぁ俺そろそろ行くわ。」





「そっか♪
早く終わったら
翔も一緒に4人で飲もうよ!」




「おう!じゃぁまた後でな。」






美玲に軽く返事をして
手を振る翔くんは
バイトへ向かった。





そして私たちは
ガールズトークのような
長話を永遠と続けた。






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話しているうちに
時計の長針は
10の数字を指していた。







「和也とこうやって話すのほんとに久しぶりだねっ!」



「そうだよな!
まぁ元カノと遊ぶなんて
なかなか無いからなっ♪」




「二人って付き合ってたの?」




「中学のときだけどね!

失恋して泣いてた私に
和也がいきなり告ってきたの。

でもお互い友達の方が
いいなって思って
すぐに別れたんだけどねっ♪」




「そうなんだ。」




「そんなことより、
春ちゃん、彼氏いるの?」



「…………。」









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この人もそうゆう人なんだ。

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私は黙ったまま俯いた。







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