コンコン



「中嶋さん診察の時間です。」






「じゃぁ俺でるけど
ここで待ってろよ!」


「おう。三人で話しとくわ♪」





すると翔くんは部屋を出た。






「……春。」


「美玲、私
大丈夫だから♪」


「大丈夫じゃないでしょ?
何で翔に本当のこと……。」


「私ね、信じたいの。

今は思い出せなくても
思い出してくれるまで
翔くんには何も言わない。」


「でも…
それじゃ春が……。」


「私は大丈夫!

自分で決めたことだから
二人も翔くんには言わないで。」






複雑な表情の美玲と和也さん。








するとドアの開く音が聞こえた。



振り返るとそこには
あの人が立っていた。










「何で…?」


「はーるっ♪」







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