「…志賀さん…
呼んでるよ。」

クラスメイトに呼ばれて振り向いた。

教室のドアには貴子。
…ううっ…
なんとなくご立腹なかんじ…


「…久しぶり貴子ちゃん…エヘッ」


「何その顔。やばいよ。ちょっと来て!」

あ゙あーやっぱ怒ってるー。
校舎の裏まで来た。
これはサボりかしら…
こんな顔で…わざわざ来たのに。


「すごい噂だけど…私に何か言うことは?
前の噂の時も

なんっにも言われなかったし、
なんっにも聞かされてなかった、友人の私に何か言うことは?」

「平岡先生の噂はデマだよ。」
恐る恐る言った。


「…………分かってるわよ。んなことくらい。佐藤幹斗のことを聞いてるの!!!」