「…けい…………こ?」
「どうしてこんなに震えてるの?
私…ここにいるよ」
幹斗は振り返り、
身体を起こし抱きしめてくれた。
「そのまま先生ん家行って…那智さんに泣きながら怒られた。」
「ちゃんと女の子に謝れって。
でもナンパもいて、皆一日限りで連絡先も分からなくて…
3人連絡がとれないんだ。
勇作が言ったみたいに、妊娠させてるかもしれない。」
「…そっか…………
もし妊娠してたらこの2ヶ月くらいで連絡してくれるだろうし。
もう少し…ドキドキしながら待ってみよう。
幹斗は…その女の子達にしたことは最低だけど…
別に私に…気を使ったりすることはないよ。
きっと私も…大差ない」