バイトも以前に比べて減らしてはいたけど、夏休みだし、雅樹と遊ばない日はバイトに入っていた。
バイトあがりにとても懐かしい人から電話があった。
那智…さん…
「那智さん。ご無沙汰です。
行けなくてごめんなさい。」
幹斗を知ってる人とは会いたくなくて、わざと連絡しなかった。
『ほんとだよ。
実は今日、つーくんが合宿でいないんだ。
よかったら、うちで女子会でもしない?』
そろそろ言わないと。
「行きたいです。話しもたくさんしたいし…
今バイト終わったんで…
一回帰ってお泊りセットもって行きます。」
ちゃんと言わなきゃ…
『それがさ、私、通販で超お買い得なパンツが10枚で2000円って奴、頼んだんだ。
だからそれあげるし。
そのままおいで。』
激安だし…那智さん…どんだけ?!