「何でよぉ」





朝から膨れっ面の愛が腕を組んで俺の席を占領していた。



どうやらオレん家に泊まった勇気に今朝は迎えに行けないからと、モーニングコールを受けたらしい。



どこまでも面倒見のいい奴。



まぁ、おかげでオレも遅刻しなくてすんだ上にうまい朝メシも食えた。





「昨日は野郎ばっかでゲームしてたんだよ。そんなとこ来てもつまんねぇだろ」



「だからってアタシだけ仲間ハズレにしなくたっていいじゃん」





仲間ハズレって…