「さんきゅ!ユウキ」





アタシはユウキの自転車の荷台に飛び乗った。



この席はアタシ専用。



その証拠にアタシのお気に入りのキャラクターの座布団が巻き付けられてある。



身長185センチのユウキには、不似合い過ぎてウケる。





「飛ばすぞ。しっかりつかまってろよ」



「うん!」





アタシはユウキの腰にしっかりと手を回した。