「愛…「ノゾム!こないだはごめんなさいッ」





愛が勢いよく謝った。





「いや…あれはオレが悪い。ごめんな愛。勇気やオレ達の事でいろいろ悩んでる時に…」





愛が大きく首を振る。





「アタシね、あの時はただただ三人の関係が壊れるのが嫌でノゾムの気持ちを拒否したの」



愛がポツポツと話し始める。



「でもその後にノゾムが好きだって気付いたの…バカでしょ?」



自嘲気味に笑う愛をオレは迷わず抱きしめた。