「オレも二人が何より大事な存在だ。勇気の事は誰よりも信頼してるし尊敬もしてる。自慢の親友だ。でも愛の事は…この気持ちは…勇気にも譲れそうにねぇ」




…譲れないんだ。





「自分勝手な事言ってんのはわかってる。でもオレ…」





「あぁ。わかってる」





そう言った勇気の声が予想外に優しくて…



オレは泣きそうになった。