そんな彼は、きっとあたしの事を好きだなんて思っていなかったような気がする。




ほっとけなかった。


そこは多分そうだったとしても、恋愛対象としてではなく、同い年なのに妹のように見えていたのではないか…あたしは今になって思う。




多分……鈴夏と龍騎くんは、あれが…あのまんまでいることが、一番幸せなんだ。そんな風に思った。










♪…♪……♪







そんな事を考えていると、突然。

携帯の着信音が鳴った。