―― 日曜日。―――




鈴夏からの電話だ。



『ん？』





『今度の日曜日空けといてよね！』





『え？何で鈴夏のために空けなきゃなんねぇーの？』





『私のためじゃないかんね！龍騎。かのんも誘うからさ↑せっかく仲良くなれたんだし、親睦を深めようよ♪ね！』





『仕方ねぇーな…。』


俺は了承した。
どうせやることはなかったし、ﾊﾞｲﾄも、ちょうど休みだったから。

何より、鈴夏以外に普通に接してくれた、かのんの事を知りたいと思ったから。