あの時、あたしが家出をしなかったら、裕子には会えていなくて、きっとこうして龍騎と今話してることもなかったんだ。 『俺、裕子に電話かけてくるわ!』 『うん♪』 龍騎が廊下へと出ていった後、やっと生徒たちが話をしはじめた。 『米先。米先が彼氏いなかった理由って…龍騎さん?』 『そう…かもねぇ(笑)』 『米先。もう我慢することもないね↑米先は、米先らしくいなくちゃ!幸せになってね♪』