『ふぅ~ん(笑)なれたのかなぁ?』




周りの皆には迷惑をかけないように、徐々にかのんへのヒントを出さなきゃな。

私は気合いを入れた。





―― 11月末。 ―――




私はかのんに会うために、吹雪高校の門の前まで来ていた。







『ゆ…裕子??』




かのんの声が窓から聞こえた。





そのあと、


『まずいよ(汗)この学校でも、裕子は有名なんだから↓』


降りてきたかのんが言った。





『ごめん(汗)空き教室ある?笑』