『もしかして、む…虫とか?汗 虫ならあたし駄目ぇ(汗)あっ…じゃなくて、藤田先生に取ってもらって!』 あたしは、篤紀くんを差し出した。 『そ…そうじゃなくて(汗) あれ見て!あのイケメンの人って…裕子さんの婚約者の川田 龍騎さんだよね?』 その言葉に、あたしは耳を疑った。 まさか…そんなはずがない……。 龍騎にこの場所が、わかるわけない…。 『ねぇ。米先あの人とも、もしかして知り合いなの?』