『うん…。』 あたしが返事をすると、それ以上は、篤紀くんも何も言わなかった。 あたしは、篤紀くんの作業を手伝い、2人で部屋を出た。 『ま…米田先生!汗』 部活で残っていた生徒たちが、慌てた様子であたしを訪ねてきた。 『どうしたぁ?怪我でもしたぁ?汗』 『い…い…いや(汗)そうじゃなくて…あれ……!』 生徒たちは、一斉に窓を指差す。 周りにいた他の部活の生徒も、同じ窓を指差していた。