―― 11月末。――― 鈴夏のことをまだ引きずりながら、あたしはいつものように、高校の先生をしていた。 鈴夏には、 『それだから、言いたくなかったんだよ(笑)』 と笑われたけれど。 『今日は皆も頑張ったし、お昼でお腹も空いてきたし、早めに終わらせちゃおうかな?笑』 『やったぁ♪米先サンキュー↑』 『いえいえ(笑)じゃあ、今日はここまで。わかんないとこがあったら、ちゃんと聞きに来てねぇ♪』