『…。』
『ただ…母さんたちはエスカレートしていった。最初は、龍騎たちの愛を確かめるだけのはずだったんだ。でも、今は、かのんちゃんのお母さんは、龍騎が結婚するのは裕子さんが相応(フサワ)しいと思っていて、母さんは合併のことばかり考えている。』
『俺は…どうしたら…。』
『かのんちゃんを探しなさい。あの手紙に書かれていたように。』
俺は今まで、自分だけがつらいなんて思っていた。
でも、かのんは俺の何倍もつらかったんだな…。
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