鈴夏は少し声を震わせながら、続けた。
『彼は、私が30歳になるまでは生きてられないだろうって宣告されてた。私と彼は、ずっと一緒にいたくても、時間に限りがあった…。でも、かのんは…少なくともかのんと龍騎には、私なんかより時間があった。だから、ずっとずっと一緒にいてほしかった……。』
『ど…どう……して、ずっと隠し続けて、あたしたちと笑ってて、ずっとあたしたちのとこにいたの…?事情話してくれれば、彼ともっと一緒にいられたのに…。』
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