それからは、撮影の合間に出掛けたりした。 あたしは、学校に通うことを考えて8月から、しばらくは悠二の家に泊まることになった。 ―― 8月。――― 悠二は理由は聞かずに、泊めることを承諾してくれた。 『悠二と学校通うとか、懐かしい(笑)』 『そういえば、昔。駅から一緒に通ったり、帰り駅まで一緒帰ったりしてたな(笑)』 そんな昔話に花を咲かせた。 ―― 10月。―――