『過去は…』 大ちゃんは、龍騎や鈴夏みたいに詳しい過去までは知らない。 だから、あたしは少し戸惑っていた。 『知ってるよ。何でも知ってる。かのんは、誰にでも隠さず教えてくれるから。』 『ふぅーん。なら、良いけど。ボスの面影もほとんどなくなっちゃったねぇ(笑)私は、ボスのかのんが結構好きだったけど!』 『あ…ありがと。でも、中身は変わってない。ボスの自分も、今の自分も根は同じだから…。』