『うん。』





『俺がこうして一緒にいてやる!ここに龍はいないけど、俺はこっからいなくなったりしないから。もう、かのんのそばから離れる人は誰もいないかんな。』





『ありがとぉ。』







大ちゃんのその言葉は、今のあたしへの最高のクリスマスプレゼントになった。










― 帰り道。――




『あれ?かのん?!』




その言葉に振り返ると、そこには陽がいた。







『は…陽。久しぶりぃ(笑)』