『それで?』





『「龍…助けてくれてありがと…」って言って、サツに自首していった。俺はありがと…なんて言われることしてねぇーのにさ。そんなになるまで、俺は一緒にいて気付かなかったんだよ。俺こそ人を信用してなかった……その時はただの悪友だって思ってたから。』





『龍騎?その友達は…今は?』





『まだ専門の病院にいるよ…。』






『会いには?』





『自首してから、一度も…。』




龍騎にとって、その悪友は本当に悪友だったの…?


あたしは心の中できいた。