『龍騎……。』




不安そうな顔をするかのんに、



『大丈夫。きっと大丈夫だよ。』




頭を撫でた俺は、心の中で自分にも言い聞かせていた。







結局。

親たちから返事はきけないまま、俺たちは家へと帰った。







―― 数日後。―――




『かのん?どうした?』




何か悩み事をしているようなかのんに、俺はきいていた。





『ううん(笑)何でもない↑ねぇ♪今週デートしよっか?』





『良いね↑明日行く?』