『そうね↑じぃや。龍騎?どうして今、プロポーズしたの?』




鈴夏が質問すると、皆が一斉に俺のことを見た。







『俺の親父…小さな会社の社長だから、経営がギリギリでさ……大きな会社との合併とか考えてるっぽくて(汗)もしそうなったら、ご令嬢との結婚も視野に入れとけって言われて…。俺はかのんじゃなきゃダメだからさ。』




俺が理由を話すと、また、部屋の中は沈黙に包まれてしまった。



俺の勝手な理由だってわかってる。


でも、しっかり話しときたかったんだ。