何となく、茉莉ちゃんが言いたかったことの続きが頭に浮かんだ。


というよりも、きっとこうだろう。





『龍騎お兄ちゃん、かのんお姉ちゃんと結婚したいの?でも、ダメだよぉ。だって、皆……かのんお姉ちゃんと一緒にいたいって思ってるんだから。剣斗お兄ちゃんも、大輔お兄ちゃんも、かのんお姉ちゃんのこと好きなんだよぉ?』







そして、一番最初に口を開いたのは剣斗だった。



『おいおい…(汗)龍騎、マジかよ?』




剣斗…俺、幸せにしてやりたいんだ……。