でも、継がなきゃいけない人だから、もしも一緒に逃げたとしたら、あたしのために龍騎は将来を犠牲にしなくちゃいけなくなる。
そんなのは嫌だから…。
『わかった…。私と大輔くんは、いつでもかのんの味方だから。……だから、協力する…!』
『ありがとぉ。』
あたしは、電話を切り、部屋にある自分の荷物をまとめた。
お揃いで使っていた食器も、この間、龍騎と選んだ服なども全て詰め込めるだけカバンに詰め込んだ。
龍騎との想い出と共に。
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