『鈴夏…ありがとぉ♪でも、それは出来ないかなぁ。龍騎にはそんなこと話せないし…それに、龍騎はお父さんの会社を継ぐ人だよぉ?あたしには、龍騎の将来まで潰す権利はないからさぁ(笑)』 『じゃあ……あの要求を聞き入れて、どっちにするか選ぶの…?』 『うん…(笑)そうすることにする。』 龍騎があの家を継がなくていい人だったなら、あたしは龍騎と一緒に逃げたのかもしれない。 ただ、自分たちの幸せのために。