だけど……結婚するのは、あたしにはまだ想像できなかった。





『龍騎くんにも、今プロポーズする理由があるんじゃないかしら?』


茉莉ちゃんのお母さんも、口を開いた。





『そうですね(笑)鈴夏お嬢様。龍騎くんのお話をきいてみようじゃありませんか!皆さんも。』





『そうね↑じぃや。龍騎?どうして今、プロポーズしたの?』




鈴夏が質問したあと、皆は一斉に龍騎を見つめた。







そしてあたしも、ただ隣で龍騎を見つめることしか出来なかった。