お母さんの言葉に少しだけ、背中を押されたような気がした。



どうするか…自分でちゃんと決めなきゃなぁ……。







―― 誕生日
    当日。―――




あたし、龍騎、大ちゃん、鈴夏、じぃや、マスター、剣斗、茉莉ちゃん親子が龍騎の家に集まった。




そして、軽い自己紹介を終え、パーティーは開始された。







『かのん。剣斗ってさ、龍の友達っつってたけど、本当はかのんの…だし、何で今日来てんの?笑』


大ちゃんがあたしの耳元で、ヒソヒソと話した。