―― 10月。―――




あれから、あたしたちの待ち合わせ場所は、龍騎の家になっていた。



何ヵ月もたち、

『ごめん(汗)今日バイトが長引きそうだから、部屋入って待ってて↑↑』


こんなやりとりも、当たり前になっていた。





あれだけ、龍騎がいない時に入ることに抵抗があったあたしも、龍騎にサラッと言われると慣れてくるものみたいで(笑)










『かのん↑もうすぐ誕生日じゃん♪こんなこときいたら、鈴夏だったら怒るだろうけど、プレゼント何が欲しい?』