―― 帰り道。――― 『龍騎。話したいことがあるんだけど、家行ってもいい?』 『良いけど…話したいことって?』 『家行ってから話す↑』 あたしは初めて、鈴夏や大ちゃんたちとではなく、龍騎の家に行く。 『ちょっと、ソファーで待ってて↑飲みもん入れるから!』 龍騎は冷蔵庫から飲み物を取り出すと、コップへと注いでこっちに運んできた。 『…で?話って……良い話?それとも、悪い話?』