その後、 『お前みたいな良い奴がさ。あいつの彼氏なんだろ?……あいつ、幸せにしてやってくれよな(笑)本当は弱いくせに、強がりなとこあるからさ。』 剣斗は笑った。 かのん…。かのんも剣斗がかのんを想ってたのと同じように、剣斗のことを想ってたんだろ? 俺は、そんな気がした。 こんな良い奴が側にいて、惚れないわけ…ないもんな……(笑) 2人で席を立って、かのんたちの方へと行き、俺はマスターに頭を下げた。