『わ…わりぃ(汗)じゃあ、俺は、もう行くな↑お前のいう、待ち人ってやつも来たみたいだし。』


後ろ手をふって立ち去ろうとする男に、



『待てよ!!お前…かのんの知り合いか?』


と話しかけると、



『あぁ(笑)多分、あんたと会う前からのね↑』


振り返らずに歩きながら、こたえた。





『どういう…?』


俺がこの質問をした瞬間に、男はその場で立ち止まった。





かのんは不安そうに俺たちの名前を呼んだ。



剣斗…って……誰だよ…。