『この子はあたしが事故に遭った時に知り合った子で、たまたまあたしが人待ってたら、会ったから話してたの!』





『事故…って……?』





『剣斗は知らなくて良いよ……(笑)』





『ひどかった…のか?』





『…。』


あたしは、何も言うことが出来なかった。







あの頃。


あたしは連絡がくるのをずっと待ってた……。

何日待っても、何ヵ月待っても、剣斗からの連絡はずっと来なかった…。



なのに、今さらになって心配なんてしないでよ……。