剣斗…飯沼 剣斗(イイヌマ ケント)。 そう……半年前。 連絡が取れなくなった好きだった彼。 『剣斗の持ってなかったもの?』 未來は飲み物を飲みながら、首を傾げた。 『そう!剣斗が持ってなかったもの。剣斗は、困った時には助けてくれたし、いつも笑顔でいさせてくれた。でも……真っ直ぐ…ストレートじゃなかった。本音を言ってくれてるのかいつもそれが不安で…。今になって考えると、上手くいかなくて当然だった気さえするんだぁ。』