かのんの言葉に少しホッとした。
俺はその後、茉莉ちゃんたちを病室に入れた。
『お姉ちゃんお誕生日だったのぉ?じゃあ、これあげるねぇ♪』
茉莉ちゃんは、かのんの髪に一生懸命になって可愛いピンをつけた。
『貰っちゃって、良いの?』
『貰ってあげて下さい♪』
そんなやりとりが続く。
偶然の事故でこんなに仲良くなれるものなのか…俺は不思議だった。
そこで出会った人とケーキを食べ、笑いあって。
でも、これがかのんの人を惹き付ける力なんだと思う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…