『ごめん……なさ…い。』





『謝んなよ(笑)かのんらしいよ。でも、あんま無茶すんなよな……。心配んなるから…。』





かのんが返事をしたところに、親子が入ってきて、深々と頭を下げて、かのんに謝った。





『茉莉…ちゃんに、怪我がなくて、良かっ…たです…。』





『茉莉を助けていただいて、本当にありがとうございました。で…あの……救急車に乗った時、1人だって言ってましたけど、本当は…いたんですね?』




俺はその言葉に首を傾げて、かのんを見た。